ぽまいら〜1225333333 作:ハナクソ☆ホジッタ

まあいい、それだけの時間を要するだけのパフォーマンスを見せてくれるのだろうな?
俺様はカップ麺を通して日清に問いかける。
もちろんカップ麺は答えない。
俺様は無言を貫くカップ麺の蓋を開けた。
むむ、これは……
ここで俺様が見たもの、それはカチカチになった麺だ。
ノンフライ麺と呼ばれるそれはどこかで見たことのあるデジャヴを俺様に感じさせた。
そう、これこそが一昔前のカップ麺を連想させた第二の理由。
今も一部、麺づくりなどが使う、こうした麺があるが、安価で質素なラーメンやパスタなどのカップ麺にありがちな艶やかな麺だ。
まるで合成樹脂かと思ってしまうようなあの麺が目に入り、また過去を夢想する。
いやいや、そんなことをしている場合ではない。俺様は忙しいのだ。
我に返った俺様は袋を取り出し、かやくを入れ、お湯を注いだ。
その時だった。
くっさ!
俺様の鼻にその肩をねじりこんできた香り。
それはけしていい匂いではない。
なんとも食欲を注がれるようなぬっとりとしたような臭さ。
俺様が思わず口に出してしまったほど。
ここで俺様はこの食品への期待を最大限に下げた。
これは、もしかすると思っていたよりも不味いのかもしれない。
その憂いにより、俺様はひとつどら焼きを口に入れた。

Blind Justice Ver2.71
CGI-Sweets
Ama楽.net